2月のおすすめ本

「ちいさなメリーゴーランド」

マーシャ・ブラウン:作  こみや ゆう:訳 / 瑞雲舎 

 

 ニューヨークの下町。家族はみんな忙しくしていて、アンソニーは部屋でひとりぼっち。通りに屋台がやってきても、おこづかいがなくて買えません。そこへ、にぎやかな音楽をならしながら、メリーゴーランドがやってきて、近所の子どもたちはみんな大喜びです。

 さて、アンソ ニーはメリーゴーランドに乗ることができるでしょうか。 

 熊本出身の訳者こみやゆうさんの絵本です。 

 「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」 

イ ヨンギョン:文・絵  かみや にじ:訳 / 福音館書店 

 

ものさし。はさみ。はり。いと。ゆびぬき。のしごて。ひのし。

針仕事がじょうずなおくさんの7つの道具です。

ある日、道具たちが、くちぐちに「お針に一番大事なのは私よ! 」と、

いいあいをはじめてしまったの ですが…。

一番大事なものはいったい何でしょう。 

 

韓国の女性たちの装いのかわいらしさや、

手仕事を大切にする文化が伝わってきます。 

「おにたのぼうし」

あまん きみこ:文  いわさき ちひろ:絵 / ポプラ社 

 

「おには外!」節分には当たり前のように言ってきましたが

(おににもいろいろあるのにな にんげんも いろいろいるみたいに)

にハッとさせられました。

 

50年以上前に書かれたこの絵本は人間のエゴや固定観念を

今一度考えるよう優しく伝えてくれています。  

「ひとりぼっちの動物園」

灰谷 健次郎:作 長 新太:画 / あかね書房 

 

〜まえがき〜 

あなたの知らないところに

いろいろな 人生がある

あなたの人生が かけがえのないように

あなたの知らない人生も 

また かけがえがない

人を愛するということは 

知らない人生を知るということだ 

 

5作の短編集。

読んで、感じて、生き方を考えて欲しい。